凛です。今回は、英語を学びたい大人の女性(男性や学生さんなど、全ての年齢の方も対象になると思います!)に向けて書いていきます。英語以外の外国語習得にも、役立つはずです。
はじめに
大人になって「英語を勉強しておけばよかった」「独学でやっているけれど、なんだかうまくいかない」そういった方、案外多いのではないでしょうか。
私自身も同じことを思い、勉強法を調べていました。
調べた結果、海外に行ったことがなくても希望はあると前向きになれたので、少しご紹介したいと思います。
今回参考にした本等は、1番最後に記載しています。
内容に入る前に、絶対お伝えしたいのが
「若いうちに勉強した方がいい」という勘違いは今すぐ捨ててください!
今回参考にしたメンタリストDaiGoさんいわく、学習を開始する年齢は関係ないそうです。年齢を重ねて、学ぶ力が弱くなった気がするのは、老化ではなく、単に新しいことを学ぶことに脳を使っていないため、一時的に脳の力が衰えているだけ、とのこと。
子供のうちは学ぶことがたくさんあるから、新しいことを学ぶことに脳が慣れているんですね。
外国語を学ぶことは、ボケ防止にも効果的な上、新しいことを学び続けた人は、そうでない人に比べて20年後の生存率が2倍違うという調査も出ているそうです。
これを読んでいる方の中に、もし年齢で悩んでいる人がいたら、悩む時間をきょうから勉強の時間にあててみませんか?
日本人が英語を話せない理由
実は、私は今まで機会を逃してきた結果、海外へ行った経験がありません。
本を書いたDaiGoさんも、テレビ番組でオックスフォード大学の教授に英語でインタビューする際に、初めて英語圏へ旅行したそうです。
それなのに、なんと英語でインタビューができちゃったんだとか。
DaiGoさんは、日本人が英語を話せない理由は「話さないから英語ができない」と本で語っています。
ドラマ、ドラゴン桜の中でも、
海外の人から Can you speak English ? と質問されたらなんと答えるかを生徒に問う場面がありました。
皆さんはなんと答えますか。
おそらく、英語で「話せない」「少しなら話せます」というようなニュアンスで答えると思います。
生徒が答えたのは
I can speak English, a little.
私が頭に浮かんだ答えと全く同じでした。日本人は完璧に話せないといけないと思うため、正しく話そうとしてしまうのです。
逆に海外の人は同じように日本語が話せるか聞かれると
「話せるよ!お寿司も相撲も大好きだ!」といった風に、自信満々に答えるそうです。
自信を持って話すこと、これが英語が上達する道なのだと思います。
実際、英語圏でない他の国の人は、驚くほどいい加減な英語で堂々と話していて、英語で話せない内容になると、当たり前のように母国語に切り替えて話すそう。
話せない理由としては、他にも
☆切羽詰まった理由がない
☆話しかける積極性がない
☆ジェスチャーが乏しい
などいくつかあります。それらを乗り越える具体的な方法にいきます。
英語を話せるようになるために
話せない理由に切羽詰まった理由がない、とありました。
実際、海外に住むことになれば、生活に必要ですから、嫌でも勉強を頑張るし、身についていきますよね。
ただ、テストがある学生や仕事柄必要な人ならともかく、特に英語のスキルが必要ではない会社に勤めている人は、何となく身につけたいと思っても、なかなか実行できていないのが現状だと思います。
そこでまずは、好奇心や興味を高めましょう!
具体的には、好きな海外ドラマを字幕に頼らずに、セリフを理解できるようにする、サッカーが好きな場合は、イギリスの専門サイトの記事を読めたらいいな、など自分の好きなことから英語に触れていく。
そうして、好奇心や興味が、失敗したら恥ずかしいという気持ちを上回れば、自然に勉強ができるようになるし、思い切って使って見たくなるんだとか。
ちなみに、海外旅行などに行って、現地の人と話したいけど勇気がない場合は、人が話しかけずにいられないものを身につけると、勝手に話しかけてくれるとのこと。
DaiGoさんはスリにもあいにくい、特徴のあるリュック(詳細は本に載っていました)で海外にいくそうで、「これは何?」と聞かれやすいそうです。
例として、サッカーが好きなら、現地のクラブチームのTシャツ、アニメ好きならレアなアニメグッズなどが書かれていました。きっかけになりそうなものを考えてみるのも、楽しいかもしれないですね。
ちなみに…日本国内でも、英会話カフェというネイティブと会話できる場所があるそうなので、近くにありそうな方は、一度行ってみてもいいのではないでしょうか。(残念ながら、私は近くにありませんでした(◞‸◟))
最強なのはシャドウイング
音源を聞きながら、追いかけるように口に出していくシャドウイング。
昔、英語の授業でやったことがありますが、DaiGoさんの本でも、ドラゴン桜でもこの方法が紹介されていました。
ドラゴン桜では、ボソボソとした音を聞き取って同じように追いかける「ぼそぼそシャドウイング」を勧めていました。実際の生活で、お手本のように綺麗にハキハキ話す人はいませんもんね。
なんて言ってるかわからないような小さな声を聞き取り、真似することでリスニング力がかなり高まるそうです。
ジェスチャー面では、海外アーティストのPVを見ながら、表情から仕草かなら、本人になり切るというのも勉強法として出ていました。
DaiGoさんの本では、TEDという専門家の講演を無料で視聴できるサイトが紹介されており、これを観ながら、身振り手振りのジェスチャーをシャドウイングすることをおすすめしていました。
英語が話せなくても会話するには
英語が話せなくても、私たちにはできることがあります。
それは、コミュニケーションのスキルを磨くことです。
日本に来ている外国の方って、愛嬌がある方が多くありませんか?
しかもジェスチャーが上手だから、何を伝えたいのか何となくわかる。
DaiGoさんの本では、愛嬌や、言葉を使わずに相手の興味を引いたり、笑わせたりできる特技があれば、それだけでコミュニケーションが成り立つと書かれています。
あとは、旅先で会った人に日本らしい手軽なお菓子を渡してもいいそうですよ。言語を超えて人間関係を築くスキルを身につけることが、英語の上達にも繋がるとのこと。
どうしたらそれができるかな?
それを考えて実践してみることができれば、世界が広がる気がして、何だかワクワクしませんか?
頭に残る勉強法とは
ケンブリッジ大学の調査で、最も効果があるのは、短期集中型の授業だったそうです。
語学学習は、毎日コツコツより、週1日、まとまった時間をとって勉強する方が効果的だそう。
そして勉強の鉄則は、インプットは短時間でアウトプット(思い出す時間)を長くすること!
どういうことかというと…
☆できる限り覚えた単語の意味を思い出そうと粘って努力する。その時間が長いほど、知識が長期的に定着する可能性が高い。
☆思い出すためには一旦忘れる必要があるので、忘れる前に復習してはいけない。
これを踏まえた上で、最強の学習方法は、ディクトグロスだそう。
音声を聞いて聞き取るディスクテーション(ヒアリングとライティング訓練)のハード型で、きついけれど効果的なんだとか。
どうすればいいかというと、
映画のワンシーンを2回、セリフを聞きながら単語のメモをとります。そのメモを手がかりに、全文を復元するんです。
セリフの一部を元に、全体を想起しなければいけないので、ある程度学習したら、挑戦してみてもいい勉強法だそうです。
あとは、問題集を自分で作る方法も。
DaiGoさんも読書をする際に活用していて、マインドマップでノートをとるようにしているそうです。
マインドマップで読書ノートをとるポイントは、見出しに疑問文を使うことだそうです。20分くらいは頑張って思い出してみて、悪戦苦闘してから答えを見ているのだそう。辛い人は10分でもいいと書かれていたので、私も挑戦してみます。
アウトプットに関しては、ブログやSNSで学習内容を報告するのもいいそうですよ。ドラゴン桜では、TwitterやYoutubeで、簡単な英語でいいから発信するようにと生徒たちが言われていました。
あとは、英語を勉強したら2日あけて復習する、きょうは読解で明日は会話…などアプローチを変えながら勉強する、英語の勉強を15分したら別の勉強を15分するなど、分散して学習するとよりいいそうです。
本で勇気をもらったのが、
学び続けることによって、脳は学習に適した形に鍛え上げられていく、というDaiGoさんの言葉でした。
筋トレをすると筋肉が変わっていくように、見えない脳も実は変わっていくのだな、と思うと、人と比べて自分の学力に自信がなかった昔のわたしに伝えてあげたいと感じましたね。
本では、性格別の学習戦略も載っており、ビッグファイブ分析テストができるQRコードがありました。
自分にあう勉強法が知りたい!と思う方は、調べてみてもいいかもしれません。
参考にした本
最後に
知識は力です。読んでみたけど、なかなか時間が取れないよー!という方は、1日5分だけシャドウイングしてみよう、10分だけ、ドラマや映画のこのワンシーンの単語を書き出してみよう、というように、やる気が出ない時でも出来るくらいの量から取り掛かってみるのはいかがでしょうか。
一緒に脳を鍛えちゃいましょう!
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