先日、久々に古本屋に立ち寄った際に、デヴィ夫人の「選ばれる女におなりなさい デヴィ夫人の婚活論」を見かけました。
そして帰宅後、Amazon Kindleで即購入。(本屋でレジに持っていくのが少し気恥ずかしかったのと、電子書籍ならいつでもどこでも読み返せるなと思い…)
これを読んで私は、素敵な女性に一歩ずつ近づいていきたい!とこの先の人生が、より楽しみになりました。
私のデヴィ夫人への印象
私はデヴィ夫人については、バラエティ番組で見たことがあるくらいで、何となく好きだな、きっと素敵な方なんだろうな、というような印象ではありましたが、デヴィ夫人に関しては、外国の富豪に嫁いだ女性という知識しかありませんでした。
前半 デヴィ夫人の過去
本の内容は、前半はデヴィ夫人の過去、後半が婚活論でした。
まず前半では、日本の裕福でない家庭に生まれ、戦時中に貧しさから辛い思いを経験し、学校では裕福な家庭とそうでない家庭の子供を教師が差別する姿をみて、また辛い思いを感じ…という幼い頃の経験がほぼ時系列に添って記されていました。
幼い頃に、いまの私たちには考えられないような経験をしてきたデヴィ夫人ですが、10代の頃から、日本という狭い範囲ではなく、常に世界を見て、若いうちから教養を身につけ、コネクションを作る努力を続けてきました。
詳しい経緯は省略しますが、その結果、知人からインドネシアの大統領を紹介されます。この本の表紙の写真についてのエピソードも、このあたりで登場します。まさにデヴィ夫人の運命が変わった写真でした。
ただ…嫁いだ後の人生が、また壮絶でした。
母が心を病み、亡くなった数日後のデヴィ夫人22歳の誕生日に弟が自殺を図って亡くなり…。
家族のために日本国籍を残していましたが、その後日本から除籍し、正式にインドネシア国籍を取得。そして、日本名から、スカルノ大統領からもらった、ラトナ・サリ・デヴィ・スカルノという、「宝石の聖なる女神」という意味をもつ名前にかわったそうです。
そして、慈善事業などを率先して行い、身を粉にしてスカルノ大統領に尽くしたとのこと。愛する人のために、自分だったらそこまで尽くせるのだろうかと、考えさせられました。
しかし…インドネシアの情勢がかわった頃に娘のカリナさんを妊娠し、安全第一のために日本で出産した頃、夫の立場が危うくなってしまいます。
インドネシアは今は危ないとのことで、家族三人で暮らせず、日本ではマスコミに追われ、パリに亡命した夫人とカリナさん。フランス語を勉強していたため、すぐに社交界の人々とも交流を深めることができたそうです。
数年間、インドネシアには中々入国が許されず、帰れなかったデヴィ夫人ですが、新聞で夫の顔をみて、どうにか夫のいる病院に駆けつけました。その翌日、スカルノ大統領は亡くなります。親子三人で暮らすという夢は、叶わないまま、葬儀後はパリに戻り、仕事について、ひとりでカリナさんを育て上げたそうです。
その後、何人かとまた恋をしたエピソードや、日本にもどってからのことなども綴られています。
年をとっても新しいことに挑戦することは、とっても楽しいことだともかかれていました。私もこんな年の重ねかたをしたいと感じました。
デヴィ夫人の婚活論
さて、そしていよいよ婚活論です。
大富豪と結婚する女性は、大体が「普通の女」なんだそう。そこで書かれていたのが…
◆弱った男性には優しく
お芝居でもいいから、仕事や病気など、弱った時に優しくすることが、狙っている男性を落とす有効なテクニックとのこと。
◆自分が選んだ男の人は大抵間違い
これ、読んでいて、一番目からウロコでした。自分の理想の相手を選ぶと、自分の幸せの形に相手をあてはめてしまうそう。これは心当たりある方、案外いるんじゃないでしょうか。デヴィ夫人の言葉で読むと、また感じ方がちがうと思うので、ここの話は特に、自分で読んでみることをおすすめします。
とにかく婚活で重要なのが、
男性から選ばれる女になること
そのために、
・恋の始まりには好きなことを男性に知られない
・男性とのデートで提供するのは「時がたつのを忘れるほどの楽しい時間」(そのために、女性も賢くないといけない)
・デートを重ねるうちに新鮮な部分を小出しに
などを意識するといいようです。
そして
チャンスが巡ってきたら必ずつかむこと
チャンスを掴むためには、生まれも育ちも関係なく、自分がどんな人生を歩みたいかの目標を持ち、目標に向かって教養を身につけ、準備をしておくことが大切、というような内容が書かれていました。
自分を高め、出逢いの場へ行き、チャンスがあれば掴む。これを常に意識しておくといいそうです。
印象的だったのは
他にも様々な婚活論があるのですが、特に印象に残っているのが、
女の強さは、男性に見せてはダメなこと。
私は強がってしまうタイプで、これは改めないといけないなと心に刻みました。バリバリ働いていても、男性の前では「可愛い女」でいた方がいい。そのための具体的な例も書かれていました。確かに女性も、できれば好きな男性には可愛いと思われたいですからね。強がらず、素直に頼るといいのかな、と読んでいて感じました。
ちなみに私が本の中で一番好きだった言葉は、年を重ねても知性や女っぽさはあなたから逃げませんというもの。
この言葉が胸にあれば、年を重ねることがどんどん楽しくなる気がして、とても素敵な考え方だなと思います。何歳になっても女でいるって、簡単じゃないからこそ、きっと楽しいですよね。
社交界の恋についてや、恋愛の我慢の必要性、失恋のこと、婚活論の本ですが、男性の浮気についてや、結婚生活で大切なことなど、様々なことが書かれていて、何度も読み返したくなる本でした。
さいごに
婚活を考えている、結婚している、どんな女性でも、一度読んでみると、自分の人生がもっと楽しく輝かしいものになるヒントをたくさん得られるのではないかと思います。
実際私も、どんな女性になりたいかをイメージして、動き始めました。自分を高めて、素敵な女性を目指します。
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