新型コロナウイルスの影響で、悪いことばかりかと思いきや、なんと映画館でジブリ作品が上映されることになりましたね!
これは、ジブリファンには朗報です。
公開される作品は、
風の谷のナウシカ
もののけ姫
千と千尋の神隠し
ゲド戦記
そこで、ジブリ作品を観て育ってきたれんが、個人的な作品TOP10を紹介します!
第10位 火垂るの墓
これは何度観ても切なく、胸がしめつけられます。太平洋戦争中の話で、母を亡くした兄と妹が、ふたりで必死に生きようとする話。いつも通りの日常を送る子供たちがいる中で、ふたりだけが取り残されているような描写もあり、直接的に戦争の影響を受けなかった人と、受けた人の状況の差が切なかった印象。それでも笑顔で頑張ろうとする健気な兄妹の姿に、ほっこりする場面も多いので、これは忘れないでいたい作品です。
観たい方こちら↓
9位 耳をすませば
甘酸っぱい青春!夢を追いかける少年と、自分のやりたいことが見つからず、悩む少女が、いつの間にか恋に落ちていきます。今はもうなくなったであろう、図書館の本の裏にある借りた人の名前を書くカード。自分が借りている本に、いつも同じ、天沢聖司の名前があることに気がつく雫ちゃん。どんな人なのかなと思っていたら、やっと出会えた彼の印象は「嫌なヤツ」。はじまりから最後のプロポーズまでの過程が、すべて甘酸っぱくて、その年代ならではの悩みも何だかリアルで「あ~~~!!こんな青春がしたい!!!」と思わずにはいられません。ちなみに、かの有名なバロンさまもでてきます。他にも紅の豚などジブリ作品にちなんだものが、隠れているようです。ふたりの今後がみたいので、社会人とか大学生くらいになった話があるといいのになぁ…。
観たい方こちら↓
8位 となりのトトロ
「お前んち、おっばけやーしきー!」「かんたぁ~!!」という台詞が学校で流行りました。子どもの時に、何度も何度も観ました。大人になってからも楽しめる作品です。母の療養のため田舎に引っ越してきた、姉のサツキと妹のメイ、そしてお父さん。引っ越した先で、子どもにしか見えない不思議なものを見つけるふたり。まっくろくろすけ、トトロ、ネコバス…気付いたら側にいて、助けてくれる、不思議な存在。子ども向けなようで、大人にも、胸にじんわりくるストーリーです。川で野菜を冷やすシーンは、何度観ても食べたくなります。ジブリのこういう描写がとても好きなんですよね。ちなみに、ネコバスは私の永遠の憧れです。
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7位 風の谷のナウシカ
人はなんて身勝手で愚かなんだろう、と観て思った記憶があります。人と自然の共存や、戦争について考えさせられますが、そこまで深く考えなくても、聡明で芯の強いナウシカが戦う姿を夢中で見てしまいます。あと、ナウシカが空を飛ぶときに使う道具を見るたびに乗ってみたくなります。気持ち良さそうなんですよねあれ。人類の文明が衰退している世界観で、作中に大きな虫(オーム)が出てくるのですが、ナウシカが心を通わせるオームは何だか可愛くて愛着がわくので、虫が苦手な私も、ふつうに見ていました。ナウシカのような凛とした女性になりたいです。
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6位 猫の恩返し
猫好きにはたまらない、猫の映画です。耳をすませばに登場したバロンさまが大活躍します。猫を助けた主人公のハルが、タイトル通り恩返しとして、猫の王子の嫁にさせられそうになる話です。それをバロンと、ムタさんという太っちょの猫が助けてくれます。笑えるシーンも多く、ムタさんがいい味を出していて、何だか元気が出る作品です。「ハルは、このあと人間に恋ができるのか?」と思ってしまうくらい、ハルを助けようとする終盤のバロンがとにかくかっこいいです。聖司くんと並びます、本当に。
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5位 ハウルの動く城
帽子屋で働くソフィーが、魔女の呪いで90歳の老婆に姿を変えられて、呪いをとこうとする話。不思議な動く城と魔法使いのハウルに出会い、一緒に旅をします。ハウルもまた、深い事情があるのですが、ふたりの距離が段々縮まっていくのと、街の雰囲気などが素敵です。あと個人的に、城の動力であるカルシファーと、ソフィーが助けたカカシくんもいいキャラしてます。これの面白いところは、老婆になっているはずのソフィーが、たまに背筋が伸びていたり、若返っていたりするんです。恋をした時、ときめいた時にそうなるようで…それを感じながら見ると、ソフィーの心理がわかって、より面白いです。
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4位 天空の城ラピュタ
「見ろ、人がゴミのようだ!」「バルス」という観ていない人にも伝わる名言が誕生した作品ですね。悪役のムスカの年齢が案外若くて、驚いたような気がします。母から受け継いだ「飛行石」を持つシータ、それを追う政府のムスカ、空から落ちてきたシータを助けるパズーと、最初は敵だったのに、手助けをしてくれる空賊のドーラ。守られていたシータが、仲間が増えて段々強くなっていくのがとてもいいです。主題歌も大好きです。原作小説などがない、アニメオリジナル作品らしいですが、何度観ても感動する、名作です。
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3位 魔女の宅急便
魔女のキキが、たどり着いた街に住んで、恋をして、成長していきます。パン屋さんに住まわせてもらい、相棒の黒猫、ジジと一緒にほうきで宅急便の仕事を始めます。とんぼ、というジブリの中では平凡な容姿なんですが、このとんぼがまた、勇敢で思いやりのある、素敵な男の子なんですよね。最初は楽しく比較的穏やかに進みますが、途中からはキキの魔女の力が薄れて、飛べなくなり、ジジと話せなくなり…。女の子の成長を描いているのでしょうか、キキに感情移入して、辛い気持ちになります。最初パン屋さんに住み始めた時に、奥さんはいいけど、旦那さんの方と朝に会うのを避けるシーンなど、その年代の女の子の心情が表れるシーンがいくつもあり「あー、わかる!」となります。段々パン屋の旦那さんと仲良くなっていくのも、個人的な胸キュンポイントですね。あと、ストーリーには関係ありませんが、キキの声が高山みなみさん、とんぼの声が山口勝平さんなんです。新一とコナンなんです。後から知って、当時は驚きました。
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同率1位 もののけ姫 千と千尋の神隠し
ごめんなさい…途中の順位もかなり悩みましたが、このふたつは、決めきれませんでした…。まずは、もののけ姫から。自然と人間の戦いです。共存すべきなのに、人はやはり身勝手に破壊していくんですよね。そしてその被害は、動物たちが受けているんです。ある村に住むアシタカは、タタリ神に、いずれ死に至る呪いを受け、呪いを解くために村を出ます。辿り着いた村を襲いにきた少女、サンに出会うアシタカ。人間のサンは、狼に育てられたため、森に住んでいます。人間なのに、自然界に住むサンに惹かれていくアシタカ。美輪明宏さん…モロの名言「お前にサンが救えるか!」は何度聞いても最高です。サンにとっては人間は敵なんですよね。でも、アシタカには心を許していく。自分以外を受け入れる心、自然を慈しむ心の大切さをじんわり感じる作品です。私が生まれたときにはすでに映画上映は終わっていたので、もののけ姫を映画館で観るという夢のような機会が嬉しいです。ちなみにアシタカは、ジブリの男性で一番好きなキャラです。
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続いて、千と千尋の神隠し。こちらは、映画館に二度は行き、親にビデオ(懐かしい…)を買ってもらい、何度も何度も観ました。車で引っ越し先に向かっていた千尋の家族が、途中より道をして迷い、不思議なトンネルに辿り着きます。千尋は怖がるけれど、トンネルの先に進む両親についていくと、何だか不思議な場所へ。誰もいないのに、お店には食べ物が。両親はその食べ物を食べはじめてしまい、あたりは段々暗くなり、おかしな影が見えます。怖くなった千尋、両親を呼び戻しに店に戻ると、そこには豚になった両親が。もうここでパニックですよね。見知らぬ場所で、頼りの両親が豚になってるって。慌てる千尋を助けたのが、ハクという少年。千尋がどうすべきかを教えてくれ、湯屋でどうにか働くことになります。千尋たちが来たのは、八百万の神々が訪れる、人が決して足を踏み入れてはならない場所でした。しかし、千尋はハクや先輩のリンに助けられながら、両親を取り戻して元の世界に帰るため、湯屋で懸命に働きます。千尋が少しずつ成長して、ハクのことを助けるために、段々強くなりまさす。恋の力は偉大です。成長していく千尋の頼もしさと、ハクの優しさに、なんとも言えない感情が残ります。エンディング後は、きっとこの経験と淡い初恋は、彼女の中で一生、生き続けるのだろうと、胸がじんわりあたたかく、エンドロールが終わっても、余韻が抜けない作品です。
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かなり難しいランキングでした…。人によって好きな作品は違うと思いますが、あくまで私個人のものです。
紅の豚、おもひでぽろぽろ、平成狸合戦ぽんぽこ、風立ちぬ、ゲド戦記、ルパン三世カリオストロの城、思い出のマーニー、コクリコ坂などなど…他にも好きなジブリ作品は沢山あるので、悩みに悩んで厳選してみました。
小さい頃から何度観ても、飽きずに大好きだと思える作品がこんなにあるって、やっぱりジブリ作品は偉大ですね。
今度の映画上映、新型コロナウイルスへの不安はまだ少しありますが、出来る限りの注意をして、観に行きたいと思います!
もし紹介した作品で「観ていないぞ」というものがあれば、個人的な感想ではありますが、ご参考にしていただけますと幸いです。
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