九州などで、雨による大きな被害が出ていますね…。「令和2年7月豪雨」の名称もついた今回の災害、まだまだ安心できない状況が続きそうです。
個人的に調べる機会がありましたので、避難についてや、用意しておきたいものについてまとめてみました。
はじめに
はじめに言いたいのは、
避難所に行くことだけが避難行動ではない
ということです。
まず、できれば日頃からハザードマップで自分の住む土地が安全かを確認しておき、その上で、いざという時には避難する場所を考えておくと安心です。
避難する場所 新型コロナは?
避難する場所で最初に思いつくのは、避難所だと思います。しかし、新型コロナウイルスにより、避難への考え方も変わりました。
ポイントは、分散避難です。
これは、自宅が安全であれば自宅、友人や親戚の家、車など、避難所以外にも避難場所を考えるというものです。
安全な場所が自宅であれば、例えば2階など、自宅のなかでも命が助かる可能性が高い場所にいることが大切です。
友人や親戚の家は、あらかじめ、もしものことが起きたら避難させて欲しいときちんと伝えて、了承を得ておきます。また、その家に土砂災害や浸水などの危険がないか、事前にハザードマップで調べておきましょう。
車は、例えば避難所の駐車場など、支援物資がもらえる安全な場所に停めるようにすると安心です。ただ、エコノミークラス症候群には注意が必要です。これで亡くなった方もいますので、適度な運動と水分補給を心がけてください。
また、今回の災害で開設された避難所では、新型コロナウイルス対策に、検温や消毒なども行われています。
新型コロナウイルスで避難を躊躇していると、手遅れになる可能性もあります。いざという時は、躊躇せず、自分の命を守るためにすぐに行動しましょう。
避難所に持っていくもの
避難所に持っていくものは、性別、持病などで人それぞれ違います。自分に何が必要なのか把握し、備えておくと安心かもしれません。
まずは新型コロナウイルス予防として
●マスク
●体温計(共同使用を避ける)
●消毒液
は持っていきたいですね。あとは
【食糧等】
●飲料水
●給水車から水をもらうための入れもの(給水袋やポリタンクなど)
●食糧(レトルト食品、缶詰、お菓子、栄養補助食品など)
【日用品】
●食品用ラップ(お皿にまけば洗い物を減らせる、また応急手当などにも)
●アルミホイル
●ビニール袋
●カイロ
●ティッシュ
●新聞紙
●軍手
●マッチ、ライター
●万能ナイフ
●敷物、レジャーシート
●ガムテープ
●懐中電灯
●乾電池
【衛生】
●歯ブラシ(水がなくてもできるよう、歯磨きシートもあると安心)
●簡易トイレ
●トイレットペーパー
●除菌ウエットティッシュ
●せっけん
【その他】
●生理用品
●おむつ、粉ミルク(乳幼児がいる家族)
●常備薬(持病のある方など)
●おもちゃ(小さいお子さん用)
●予備のめがね、コンタクトレンズ
【避難するとき】
●あればヘルメット
●笛やブザー(避難中何かあった場合、場所を知らせるために)
【情報確認】
●ラジオ
●携帯の予備バッテリー(最近ソーラーパネル式の物もあるようです)
【衣類】
●タオル
●下着含む着替え(3日分ほど)
●雨具(レインコートなど)
●スリッパ
【貴重品】
●健康保険証
●身分証明書
●印鑑
●現金(公衆電話などのため小銭も)
【安眠のため】
●アイマスク
●耳栓
ラジオや懐中電灯は、電気や電池がなくても大丈夫なように、できれば手巻き式がいいですね。
高齢者の方は、入れ歯の洗浄液や大人用紙おむつなど、生理中の女性はナプキンやタンポンなど、人によって必要なものは様々です。
家族で何が必要か話し合う、独り暮らしの場合は、自分に必要なものを把握して、備えておくと安心だと思います。
災害がいつ自分や大切な人にふりかかるかわかりません。今回の豪雨は深夜から明け方の暗い時間帯でした。
私もですが、多くの人は異常事態に平静を保つ正常性バイアスが働きます。「自分は大丈夫だろう」「大したことにはならないだろう」と災害の危険を軽んじ、初期対応が遅れることに繋がります。
みんなで備えて、災害に負けないようにしていきたいですね。
また持っていくものなど追加情報があれば、追加します。
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